日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

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ナフサ価格

 

国産ナフサ価格推移       経緯          石油化学用ナフサの石炭石油税

原油・輸入ナフサ価格推移   

原油価格はどう決まる?    原油のイロハ

中東産原油価格 米向け・アジア向け 異例の逆転  計算式

原油、ナフサ価格 最高値 →その後更に上昇 グラフ参照

ナフサ乱高下 インドが台風の目

「季節外れ」の原油高騰 異変示す5つの不思議

Chávez sees oil at $200 if Iran invaded      2008/4 Energy Department revises oil price projections for 2008 to $101

原油高がGDPに及ぼす影響
 1バレル当たり10ドル上昇した場合
世界   ▲0.5%
      
米国   ▲0.3%
EU   ▲0.5%
日本   ▲0.4%
     
中国   ▲0.8%

(注)国際エネルギー機関試算

OPEC生産枠

2002/6    OPEC 非公式会合 減産継続で合意

  変わる石油地図 米ロ接近、OPECに陰り

2002/8   原油の自主設定生産枠を無視 OPEC減産態勢、崩壊

2002/8   OPECの生産配分に課題 シェア伸ばす下位産油国

2002/9    OPEC増産見送り決定

2002/12   OPEC非公式協議 実質150万バレル減産合意

2003/1   OPEC増産150万バレルで合意

    2003/4   OPEC、200万バレル実質減産(枠は90万バレルアップ)

2003/9   OPEC 日量90万バレル減産 11月実施合意 イラク増産に備え

2004/2   OPEC,3月は据え置き 4月に100万バレル減産 

2004/3   OPEC、実質減産で合意

2004/6  
OPEC 200万バレル拡大合意  生産量、現状を追認

2004/9    サウジ、生産能力 日量1250万バレルにアップ

2004/9    OPEC 生産枠100万バレル拡大合意

2004/12   サウジ 原油生産能力増強 2009年にも150万バレル増

2004/12  OPEC100万バレル実質減産 総会合意 生産枠削減見送り

2005/3   50万バレル増産、市況が高値で推移すれば5月に追加して50万バレル引き上げ

2005/6   OPEC 生産枠最大100万バレル拡大 2段階、来月まず50万バレル

2005/9   OPEC 生産枠据え置き決定 製油所新増設も合意

2005/12  OPEC 生産枠据え置き合意 原油価格50ドル割れ警戒

    2006/10 OPEC減産合意 実質27,500千バレルから1,200千バレル減産し、26,300千バレルへ

    2006/10 OPEC減産 現状追認の様相

2006/12  OPEC、2月から日量50万バレル追加減産  アンゴラ加盟も承認

2007/9   OPEC10カ国 11月から実質50万バレル増産(140万バレル増枠)

2007/12   エクアドル、OPEC再加盟

 

BP statistical review of world energy 2003
BP statistical review of world energy 2005 


国産ナフサ価格推移   

                               

最近のナフサ価格(円/kl)   3ヶ月平均の輸入通関価格+2000円/kl

  http://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm?M=16&P=0 関税番号 271011.181

1996 1Q   14,100   輸入価格(円/kl)  
  2Q   16,100   97/1  19,257                  
  3Q   16,400   97/2  20,570   97/4  20,284            
  4Q   19,000   97/3  20,464   97/5  19,420   97/7  16,764      
1997 1Q   22,100 平均  20,100   97/6  17,218   97/8  17,272   97/10  17,531
  2Q   21,100   98/1  18,180   平均  19,100   97/9  17,470   97/11  18,286
  3Q   19,200   98/2  15,968   98/4  14,517   平均  17,200   97/12  19,140
  4Q   20,400   98/3  14,879   98/5  15,087   98/7  14,480   平均  18,400
1998 1Q   18,400 平均  16,400   98/6  15,454   98/8  14,010   98/10  12,888
  2Q   17,100   99/1  10,755   平均  15,100   98/9  13,247   98/11  12,454
  3Q   15,900   99/2  10,155   99/4  11,257   平均  13,900   98/12  12,453
  4Q   14,600   99/3   9,998   99/5  13,227   99/7  14,698   平均  12,587
1999 1Q   12,300 平均  10,319   99/6  14,046   99/8  15,996   99/10  16,811
  2Q   14,800   00/1  17,275   平均  12,784   99/9  16,756   99/11  17,209
  3Q   17,700   00/2  17,947   00/4  20,040   平均  15,745   99/12  17,403
  4Q   19,100   00/3  19,508   00/5  19,800   00/7  19,897   平均  17,141
2000 1Q   20,200 平均  18,209   00/6  19,326   00/8  20,874   00/10  23,599
  2Q   21,700   01/1  21,616   平均  19,696   00/9  21,404   00/11  24,321
  3Q   22,700   01/2  21,654   01/4  23,592   平均  20,700   00/12  23,278
  4Q   25,700   01/3  22,523   01/5  23,102   01/7  23,218   平均  23,747
2001 1Q   24,000 平均  21,973   01/6  23,079   01/8  21,588   01/10  19,248
  2Q   25,300   02/1  16,404   平均  23,251   01/9  19,974   01/11  17,837
  3Q   23,600   02/2  17,230   02/4  21,312   平均  21,565   01/12  16,274
  4Q   20,000   02/3  18,308   02/5  21,818   02/7  19,694   平均  17,974
2002 1Q   19,300 平均  17,314   02/6  20,947   02/8  19,500   02/10  22,146
  2Q   23,400   03/1  22,567   平均  21,351   02/9  20,398   02/11  22,005
  3Q   21,800   03/2  24,701   03/4  27,580   平均  19,800   02/12  21,511
  4Q   23,900   03/3  27,018   03/5  24,097   03/7  21,531   平均  21,889
2003 1Q   26,700 平均  24,700   03/6  21,511   03/8  22,357   03/10  21,600
  2Q   26,500   04/1  24,017   平均  24,540   03/9  22,834   03/11  21,599
  3Q   24,200   04/2  26,128   04/4  26,080   平均  22,200   03/12  22,677
  4Q   24,000   04/3  26,839   04/5  27,101   04/7  28,196   平均  22,000
2004 1Q   27,600 平均  25,621   04/6  28,142   04/8  28,805   04/10  32,734
  2Q   29,100   05/1  31,643   平均  27,102   04/9  31,201   04/11  33,436
  3Q   31,300   05/2  30,236   05/4  34,886   平均  29,300   04/12  32,646
  4Q   35,000   05/3  31,752   05/5  35,700   05/7  33,975   平均  33,000
2005 1Q   33,200 平均  31,235   05/6  34,000   05/8  36,252   05/10  45,126
  2Q   36,900   06/1  42,905   平均  34,900   05/9  40,785   05/11  46,139
  3Q   39,100   06/2  44,459   06/4  45,774   平均  37,081   05/12  44,594
  4Q   47,300   06/3  45,194   06/5  46,197   06/7  51,082   平均  45,289
2006 1Q   46,100 平均  44,100   06/6  48,106   06/8  52,397   06/10  49,143
  2Q   48,800   07/1  46,622   平均  46,800   06/9  52,950   06/11  45,071
  3Q   54,100   07/2  46,080   07/4  52,132   平均  52,100   06/12  44,129
  4Q   48,100   07/3  47,724   07/5  55,793   07/7  60.205   平均  46,117
2007 1Q   48,800 平均  46,809   07/6  58,892   07/8  58,004   07/10  56,744
  2Q   57,800   08/1  65,961   平均  55,776   07/9  55,002   07/11  59,037
  3Q   59,700   08/2  64,562         平均  57,668   07/12  62,850
  4Q   61,600   08/3  63.597               平均  59,560
2008 1Q   66,700 平均  64.653                  

輸入価格平均+2,000円/kl


【06年のナフサ需給実績】単位:キロリットル ( )は前年比%
 ◇生産  21,757,849(100.8)
 ◇輸入  28,360,134(99.3)
 ◇販売  49,751,014(100.4)
 ◇輸出  4,800(64.0)

【05年・ナフサ需給概要(速報)】 単位:キロリットル  (  )は前年比%
◇生産  :
 21,593,213(108.4)
◇輸入  : 28,439,532(97.0)
◇販売  : 49,413,650(102.1)
◇輸出  : 7,500(30.0)


 輸入ナフサ 54%
   単一国としては韓国の石油会社からの調達比率が25%前後で最多
 国産ナフサ 46%
   8割以上を中東から調達した原油を国内で精製し供給 


国産ナフサ価格の決定

1982/4/7 MITI

石油化学原料用ナフサ対策について

国産ナフサの価格
 ナフサについては、既にその供給量の半分に達している輸入比率が今後さらに増大していくという状況にある。また、国際商品たる石油化学製品の価格はそのコストの大部分を占めるナフサの価格の国際的動向に大きく左右される性格のものである。このような他の油種にはないナフサの特有の状況や条件に鑑み、国産ナフサの価格は他の油種とは異なり、例外的に、以下により、輸入価格が反映されたものとなるべきである。
(1)個別企業間における国産ナフサの値決めは、標準的には、各四半期毎に全国平均の輸入ナフサCIF価格に諸掛(金融費用、備蓄費、税負担等)を加えたものを基準として速やかに行われるべきである。



 1982/7〜1983/3 3ヶ月平均の輸入ナフサCIF価格+2900円/kl
 1983/4以降     3ヶ月平均の輸入ナフサCIF価格+2000円/kl (石油税免税) 

 (1982/6までは交渉で決定:「ナフサ戦争」に)    
経緯 


  原油/ナフサ価格推移

 

 

                   
2005年までは年間平均、
nowは2006/7/14 72ドル/バレル、115円/ドル
                   1$/bbl=6.29$/kl
 

 

 

                                        NY原油過去最高 08/5/12 一時 126.40$/bbl
                     
 
日本経済新聞 2005/8/30

▼実質原油価格
 物価上昇や原油の取引通貨である米ドルの価値の変化などを勘案して、過去の原油価格を現在の相場に引き直すと、どのぐらいの水準になるかを試算したもの。
 グラフの数字は2004年の
米消費者物価指数の平均値を基に計算した。

軽質原油の米WTI/中・重質原油のドバイ原油

日本経済新聞 2004/10/15

原油、油種間の価格差拡大 軽質急騰、中・重質伸び悩み

ドバイ、WTIの16ドル安
 
 製油所で二次精製装置に追加投資をすれば、重質原油からガソリンなどを精製する比率を高めることができる。だが「巨額の投資負担を考えると、まだ軽質油を買う方が割に合う。軽重格差は今後も広がる」(石油会社)との見方が多い。
 

 

日本経済新聞 2005/3/4

 今回の相場上昇では軽質原油の米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)に比べ、中・重質原油のドバイ原油の上げ幅が大きい。石油輸出国機構(OPEC)は1月から、生産枠(10カ国で日量2700万バレル)を超えて生産していた60万バレル分を実質減産しているが、価格が比較的安い中・重質を中心に減産しているとみられるからだ。  


OPEC生産枠    単位:千バレル/日 イラクを除く

                        その後  

  98年
99/
4/1
00/
3/29
00/6 00/9 00/
10/31
01/
2/1
01/
4/1
01/
9/1
02/
1/1
03/1 03/
2/1
03/
6/1
03/11 04/4 04/7 04/8 04/11 05/7 06/11 07/2 07/11 能力

アルジェリア

788

731

788

811

837

853

805

773

+

693

734

 782

811

+

+

+

830

+

894

+

+

+

1,100

インドネシア

1,280

1,187

1,280

1,317

1,359

1,385

1,307

1,255

+

1,125

1,192

1,270

1,317

+

+

+

1,347

+

1,451

+

+

+

1,350

クウエート

1,980

1,836

1,980

2,037

2,101

2,141

2,021

1,941

+

1,741

1,846

1,966

2,038

+

+

+

2,087

+

2,248

+

+

+

2,400

リビア

1,323

1,227

1,323

1,361

1,404

1,431

1,350

1,296

+

1,162

1,232

1,312

1,360

+

+

+

1,392

+

1,499

+

+

+

1,500

ナイジェリア

2,033

1,885

2,033

2,091

2,157

2,198

2,075

1,993

+

1,787

1,894

2,018

2,092

+

+

+

2,142

+

2,307

+

+

+

2,300

カタール

640

593

640

658

679

692

653

627

+

562

596

635

658

+

+

+

674

+

726

+

+

+

780

サウジアラビア

8.023

7,438

8,023

8,253

8,512

8,675

8,189

7,865

+

7,053

7,475

7,963

8,256

+

+

+

8,450

+

9,100

+

+

+

11,000

UAE

2,157

2,000

2,157

2,219

2,289

2,333

2,201

2,113

+

1,894

2,007

2,138

2,217

+

+

+

2,269

+

2,444

+

+

+

2,650

イラン

3,623

3,359

3,623

3,727

3,844

3,917

3,698

3,552

+

3,186

3,377

3,597

3,729

+

+

+

3,817

+

4,111

+

+

+

3,850

ベネズエラ

2,845

2,720

2,845

2,926

3,019

3,076

2,902

2,786

+

2,497

22,646

2,819

2,923

+

+

+

2,992

+

3,222

+

+

+

2,800

合計

24692

22976

24692

25400

26200

26700

25200

24200

23200

21701

23000

24500

25400

24500

23500

25500

26000

27000

28000

26300

25800

27250

29,230

(前回比増減)

+

+

+

+

+

+

-1500

-1000

-1000

-1500

+1300

+1500

+900

-900

-1000

+2000

+500

+1000

+

-1700

-500

+1400

++

実生産量
(実質変更)

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

24500
0

27400
-2000

25900

+

26000

↓ 
  ↓ 

28000
-1000

+

27500
-1200

+

26700
 +500

+

サウジ、生産能力 日量1250万バレルにアップ

その後の異動 
 2004/11   生産枠 +1,000→27,000(実生産量28,000)                                              
 2005/3/16 
生産枠 +500→27,500
 2005/7/1  生産枠 +500 (8月以降さらに500も)
 
2005/12/12 生産枠 28,000 据え置き
 
2006/10/20 実質27,500から1,200減産し、26,300へ
 2006/12/14 生産枠 -500 (2月から25,800)
 
2007/9/11 2007/11から 生産枠 27,250(+1,400) 実質 +500 (10カ国) 
 2007/12  
アンゴラ目標生産量 1,900、再度加盟のエクアドルは日量520。
 2008/3   据置 12カ国 29,670


             
                                          

 日本経済新聞 2004/4/1      

 

 

 

 

 

 

 

                                                                               


日本経済新聞 2002/6/27

OPEC 非公式会合 減産継続で合意
  9月末まで 需給ひっ迫の恐れ

1月から実施している日量150万バレルの減産を9月末まで継続することで合意
 


日本経済新聞 2002/7/5

変わる石油地図 米ロ接近、OPECに陰り

 1973年、サウジアアラビアの対米石油禁輸を受け、石油価格が4倍に高騰した。以来、石油輸出国機構(OPEC)は幾度かの危機を乗り越えながら今も価格への影響力を保っている。しかし、ここにきて弱体化の兆しが出てきた。背景にあるのはロシアと米国の接近だ。


朝日新聞 2002/8/11

原油の自主設定生産枠を無視 OPEC減産態勢、崩壊


日本経済新聞 2002/8/31                    現在の能力

OPECの生産配分に課題 シェア伸ばす下位産油国 カタールなど油田開発進む

 カタール、アルジェリアなど石油輸出国機構(OPEC)内で生産量が下位だった産油国が原油の生産能力を向上させている。油田開発で外資の導入を渋ってきた上位国と違い、積極的に受け入れて生産能力向上を図ったためだ。


日本経済新聞 2002/9/20

OPEC増産見送り決定 緊急時は「あらゆる対策」

イラクを除く加盟10カ国の生産上限枠(日量2170万バレル)を年内いっぱい据え置くことで正式合意


日本経済新聞 2002/12/13             生産枠推移

OPEC非公式協議 実質150万バレル減産合意 「ヤミ増産」是正を狙う

 石油輸出国機構(OPEC)は12日、ウィーンで総会前の非公式協議を開き、来年1月から日量150万バレルを実質減産することで合意した。現在の生産量は日量約2450万バレルで、生産枠(2170万バレル)を大幅に超えている。


日本経済新聞 2002/12/14

OPEC実質減産合意 生産枠順守に不透明さ残す

 石油輸出国機構(OPEC)のウィーン総会は生産枠を無視した「ヤミ増産」の自粛による実質減産で合意した。


日本経済新聞 2003/1/14     生産枠推移

OPEC増産150万バレルで合意

2月1日から生産枠(日量)を150万バレル引き上げ2450万バレルとすることで合意した。反政府ストによる
ベネズエラの生産減少分を埋め合わせ、高騰する原油価格を安定させるため大幅増産で一致した。


毎日新聞 2003/1/14

「増産」は政治ショー 生産実態追認が本音

 石油輸出国機構(OPEC)は、12日の緊急総会で、2月から生産枠を現行の日量2300万バレル(イラクを除く10カ国)から同2450万バレル(同)へ150万バレル増やすことで合意した。しかし、業界関係者によると「表面の増産合意と違って、生産実態に大きな変化はない」という。


日本経済新聞 2003/4/25    生産枠推移

OPEC、200万バレル減産 緊急総会合意 6月実施 なお供給過剰も

現在の日量2740万バレルから同2540万バレルに日量200万バレルの実質減産

今回の総会では減産を決める一方で、現状を追認して生産枠を2540万バレルに90万バレル引き上げた。


日本経済新聞 2003/9/25

OPEC 日量90万バレル減産 11月実施合意 イラク増産に備え



11月から日量90万バレル減産、原油生産枠は2450万バレルに

イラク OPEC揺らす 石油相が増産方針 「2005年に400万バレル」
イラクは90年の湾岸危機前はイランと同じ314万バレルの割当量
  復帰後は現在のイランの割当量てある373万バレル程度を求める方針

 


日本経済新聞 2004/2/11

4月に100万バレル減産 OPEC,3月は据え置き

石油輸出国機構(OPEC)は10日、アルジェで総会を開き、3月の減産を見送る代わりに、4月1日から生産枠を現行の日量2450万バレルから100万バレル減らすことで合意した。


日本経済新聞 2004/6/4

OPEC 200万バレル拡大合意
50万バレル8月上積みも 生産量、現状を追認

 石油輸出国機構(OPEC)は3日ベイルートで開いた総会で、原油の生産枠(現行日量2350万バレル)を7月に日量200万バレル引き上げ、必要に応じて8月から50万バレルをさらに上乗せすることで合意した。生産枠拡大により原油高を抑制する姿勢を示したものの、すでに現行の生産枠を上回って生産している「ヤミ増産分」を追認するにとどまり、市場では原油高是正につながるか疑問視する声もある。


日本経済新聞 2004/8/26

原油価格はどう決まる? 
 基本は需給、思惑で変動

Q 指標油種にはどんな役割があるのですか。
A 指標油種の価格は消費国が実際に輸入する原油の購入価格に影響します。日本は原油の8割を中東に依存しています。例えば
サウジアラビア産の原油は基本的にブローカーなどを通さず、石油会社が同国から直接調達します。この購入価格は、ドバイ原油とオマーン原油のスポット価格の月間平均値を足し、2で割ったものに調整金を付け加えて決まります。このため東京スポット市場のドバイ原油の取引価格は日本の原油輸入価格の先行指標として注目されています。




世界の代表的な原油取引

場所 取引油種 最低取引
単位(1枚)
 
ニューヨーク・マーカンタイル取引所 ウェスト・テキサス・インターミディェート 1000バレル 先物
ロンドン国際石油取引所 北海ブレント 1000バレル 先物
シンガポール取引所 中東産原油 1000バレル 先物
東京工業品取引所 中東産原油 100キロリットル 先物
東京スポット市場 ドバイ原油  ー 現物

(注)ニューヨーク・マーカンタイル取引所の先物は現物引き渡しも可


日本経済新聞 2004/9/16

OPEC 生産枠100万バレル拡大合意 日量2700万バレル、現状追認

 OPEC加盟国は15日、ウィーンで開いた総会で、11月から生産枠を日量100万バレル増やし2700万バレルにすることで合意した。生産枠は2000年秋の同2670万バレルを上回る過去最大となり、原油高を是正する姿勢を示した。ただ、実際は超過生産分の追認に過ぎず、生産量もほとんど増えないため、市場の供給不安心理を抑えられるかは不透明だ。

 現在、OPEC加盟10ヶ国(イラクを除く)の生産量は日量約2800万バレル。


日本経済新聞 2004/9/29

NY原油 通常取引も50ドル台

 28日午前のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相揚は続伸。
WTI(ウェスト・テキサス・インターミディェートで期近の11月物は1983年の市場創設以来初めて取引時間中に1バレル50ドルの大台に乗せた。

スポツト価格ナフサ最高値

 ニューヨーク原油の先物価格が50ドルを超えたことを受け、石油化学製品の基礎原料、ナフサ(粗製ガソリン)のスポツト(当用買い)価格が急伸した。アジアの指標品種となる東京オープンスペックは28日に1トン451ドル(中心値)を記録。年初比で126ドル(39%)高く、現行のスポット取引が始まった1985年以降の最高値を付けた。


日本経済新聞 2004/11/30

サウジ、生産能力増強 原油、14%増の日量1250万バレル 石油相方針

 石油輸出国機構(OPEC)の最有力国サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は29日、原油生産能力を今後数年間で現状より14%増の日量1250万バレルに増やす方針を表明した。大幅な能力増強計画を示すことで原油高を是正するねらいとみられる。
 ロンドンの英王立国際問題研究所での講演後に記者団に「2油田の能力を最近大幅増強した結果、現在の生産能力は(日量50万バレル増の)1100万バレルに達した」と述べた。現在の生産量は950万バレルで、余剰能力は150万バレルとなる。


日本経済新聞 2004/12/2

原油価格 異例の逆転 中東産 米向け高騰、日本向け上回る
 NY先物 独歩高響く

 ニューヨーク原油先物、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が再び50ドル台を目指す高値となっているが、これがもとで、中東からの日米向けの原油価格で、米向けが日本向けを逆転する現象が起きている。


 世界最大の産油国サウジアラビアの原油輸出価格は
地域ごとに異なる計算式(フォーミュラ)で決まる。米向けはWTI原油先物、欧州向けは北海ブレント、アジア向けはドバイ原油とオマーン原油を基準価格とし、これに調整金を加えたり、引いたりしている。アラビアンライトに比べ軽質で価格が高めなWTIと北海ブレントに対しては割り引き、重質なドバイ原油は価格を積み増してバランスをとる。

 



 アラビアンライトの調整金は年初は米向けがWTIから1バレル3.9ドルの割り引き、アジア向けがドバイとオマーンの基準価格に0.95ドルの積み増しだったが、11月積みは米向けを7.3ドルの割り引き、アジア向けを0.2ドルの積み増しとし、その幅を広げた。だがWTI高騰に比べ調整金の下げ幅は小さく、結果的には米向けはアジア向けより割高になった。



輸出先別に異なる基準価格と計算式
 サウジアラビアの価格フォーミュラのうち、
米向けは積み日から50日後を中心とした前後10日間のWTI平均として算出する(FOBの場合)。この50日は中東から米国までのタンカー運航日数などを基に設定。欧州向けは同じく積み日から40日後の10日間の北海ブレントを基に算出。このため正確には1,2カ月後の原油相場に左右される。
 これに対して
アジア向けの価格フォーミュラはWTIや北海ブレントといった取引所での上場原油先物ではなく、スポット市場でのドバイ原油とオマーン原油の月間平均を2で割った価格が基準となる。積み日が11月中であれば、11月の月間平均を適用する「後決め」方式となる。
 また、
サウジの調整金は各地域のスポット市況やガソリンなど石油製品の製品マージンなどを勘案して、前月の月初に発表している。中東諸国はサウジの価格を基に、自国の輸出価格を決める例が多く、サウジの影響力は大きい。輸入する側の価格はFOBにタンカー運賃や保険料、税金などが加算される。


日本経済新聞 2004/12/11

OPEC100万バレル実質減産 総会合意 生産枠削減見送り

 石油輸出国機構(OPEC)は10日、カイロで総会を開き、日量2700万バレルの生産枠を超過して生産している日量100万バレルを来年1月から削減し、実質減産することで合意した。


日本経済新聞 2005/2/18

ナフサ乱高下 インドが台風の目 突然の放出、市況かく乱



 インドでは1999年に総合石化会社のリライアンスが年2700万トンの原油処理能力を持つ巨大製油所を建設し、ナフサも増産基調にある。

政府は昨年4月、初めて割安な液化天然ガス(LNG)をカタールから輸入、国内企業にナフサからの燃料転換を促した。その結果、余剰ナフサが大量に発生。製油所の増産分と合わせ、年間80万−100万トンが新たに輸出されるようになった。


 

 


日本経済新聞 2005/3/15-

原油のイロハ 

 ドバイがアジアの指標 スポット取引、油種少なく

 DDはスポット連動 需給映す調整金を加減
 

 
WTlと北海ブレント ガソリンなど精製比率高い

 先物、現物に影響カ 欧米ではスポットの指標に

 勢いづく投機筋 買い越し、8000万バレルに接近


日本経済新聞 2005/3/17

OPEC最大100万バレル増産 
 NY原油最高値 需給ひっ迫56j台

 石油輸出国機構(OPEC)は16日の定例総会で、原油生産枠を現行の日量2700万バレルから最大で日量100万バレル(約4%)拡大することで合意した。直ちに50万バレル増やし、市況が高値で推移すれば5月に追加して50万バレル引き上げる。追加分についてはOPEC議長のアフマド・クウェート・エネルギー相が加盟国首脳と協議し決定する。
 アフマド議長は今回の増産が「(高値が続く)市場に非常に良いメッセージになるだろう」と強調した。実際の生産量がどこまで増えるかは不透明だ。サウジを除けば大半の加盟国はフル生産しており、追加増産すればそれ以上の増産余力は乏しくなる。

 16日午前のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が大幅続伸し、代表的油種である米国産原油の先物価格が一時、1バレル56.35ドルと過去最高値を更新した。


2005/6/16 日本経済新聞                            OPEC枠推移

OPEC 生産枠最大100万バレル拡大 2段階、来月まず50万バレル
 原油高抑制は不透明

 石油輸出国機構(OPEC)加盟国は15日午後、生産枠を二段階で最大で日量100万バレル拡大することで合意した。現状生産量を追認する50万バレルの枠拡大で合意する方向だったが、欧米の原油相場が再び上昇したため、追加拡大に含みをもたせることにした。
 7月1日から現行生産枠(日量2750万バレル、イラクを除く加盟10カ国が対象)を50万バレル拡大。その後も1バレル50ドルを超える高値が7日間続けばアフマドOPEC議長が他国と協議した上で8月以降に50万バレル追加拡大する。


日本経済新聞 2005/9/21

OPEC 生産枠据え置き決定 製油所新増設も合意

 石油輸出国機構(OPEC)は20日の総会で、
原油生産枠(日量2,800万バレル)を据え置くことで合意した。また10月から3カ月間、余剰能力である日量200万バレルを活用し、石油会社の注文に応じて機動的に供給することを決めた。歴史的な原油高の最大の原因である精製施設の能力不足を補うため、加盟国が製油所の新増設に積極投資することも合意した。


日本経済新聞 2005/12/13

OPEC 生産枠据え置き合意 原油価格50ドル割れ警戒

 石油輸出国機構(OPEC)は12日、クウェートで総会を開き、現行生産枠(日量2800万バレル)を据え置くことで合意した。前回の総会で決めた「同200万バレルまでの機動的増産」は取りやめる。供給超過の市況から増産は必要ないと判断した。一部加盟国からは需要が減少する春先に向けての相場下落を警戒し、生産抑制を求める声も出ている。

 他方、アフマド議長は12日朝の総会記念講演で、今後の生産能力の拡大策に言及した。今月末までに日量50万バレル増の3250万バレルとなり、来年はさらに100万バレルの上積みが可能だという。加盟国が中期目標として2010年までに合計で1千億ドルを投資し、能力を3800万バレルに拡大することも明かした。


日本経済新聞 2006/10/13

OPEC減産 現状追認の様相 
 生産枠届かず 加盟国の対応割れる

 原油市場で石油輸出国機構(OPEC)が減産に踏み切るとの観測が広がってきた。価格下落と需給緩和を受けて加盟国が生産枠削減で合意するとの見方が浮上、値動きにも影響し始めた。ただ各国の姿勢に温度差があるうえ、多くの国が実質減産している現状追認の様相も強い。市況への影響は限られそうだ。

 


 加盟国のうちイラクを除く10カ国の総生産量は3月以降、生産枠の日量2800万バレルを数十万バレル下回る状況が続いている。OPECが100万バレルの生産枠削減に合意しても、削減分がそのまま減るわけではない。


2006/10/20           生産枠

OPEC、減産合意

 OPECは19日、カタールのドーハで緊急会合を開き、イラクを除く加盟10カ国の生産量を公式生産枠2800万バレルから170万バレル、実質生産量2750万バレルから120万バレル減らして2630万バレルにすることを決めた。11月1日から実施する。

 OPECは2005年7月1日に生産枠を50万バレルアップし2800万バレルとして以来、公式生産枠を維持してきた。しかし、8月後半以降の原油価格の急落を受け、減産による価格維持策が必要と判断した。

 当初は公式生産枠から100万バレルの減産との説が流れたが、実質生産量は生産枠を50万バレル程度下回っていることから、現状追認に過ぎないとの見方が出て、価格は下落傾向をたどっていた。

 このため、OPECは実質生産量を基準にし、かつ120万トンと減産幅を上積みした。

 OPECでは市場の動きを見守り、12月4日にナイジェリアで開く会合で見直しを行うとしている。

 OPECの減産合意を受けて、ニューヨーク商業取引所の原油市場は19日、WTI原油の先物価格が夕方の時間外取引で1バレル=61ドル台に急伸した。しかし、実際の減産は合意の70-75%にとどまるとの見方が広がり、一時57ドル台まで下げている。


各国の状況及び減産幅は以下の通り。(
単位 千b/d)

  生産枠 06/9生産実績 06/9
能力
減産幅

 Algeria 

894

890

    890

59

 Indonesia 

1,451

1,400

1,400

39

 Iran    

4,110

3,750

3,750

176

 Kuwait 

2,247

2,600

2,600